マイクロソフトへの転職 - 求人情報
あのファストがMSの傘下に。
Microsoftは突如として、エンタープライズサーチ大手のFast Search & Transferを12億ドルで買収する提案をしていると発表した。Microsoftはしばらく前から今回の買収案件(コード名「Ferrari」)に取り組んでいたが、ここ数日で話し合いが一気に熱を帯びていた。今回の動きは、Googleやその他の競合他社を相手にした全面的な検索戦争におけるエンタープライズサーチの重要性を示すものだ。
Microsoftはかつて「SharePoint」サーバ製品を活用してエンタープライズサーチの主として市場のローエンド部門への進出を試みた。そのような製品には小規模企業向けに計画された無償バージョンの製品もある。この製品は「Microsoft Search Server 2008 Express」という名称で2007年11月に発表されたが、2008年後半まで提供される予定はない。
FASTは、企業内におけるビジネスインテリジェンスや検索技術に関連した、いわゆるエンタープライズサーチ分野の大手企業である。この買収計画は、マイクロソフトにとっては数十億ドル規模のエンタープライズ検索市場でリーダーの地位の獲得を目指す試みであるとともに、GoogleやIBMなどに対する挑戦でもあるともいえる。
この買収劇をきっかけに、さらなる業界再編が連鎖するかもしれない。マイクロソフトが今後この分野でどのような攻勢に打って出るか。エンタープライズ検索市場が熱くなりそうだ。
MSの広告事業に対する姿勢とは。
フォトレポート:2008年のマイクロソフトを展望する10の予想
Facebookは現在、他のSNSにも開発プラットフォームを公開しているが、Microsoftがこの流れに乗りたいと考えているのは明らかなようだ。今のところMicrosoftは、開発ツールキットを出す以外にFacebook関連の開発計画を公表していない。しかし、2008年は、FacebookがGoogleの(いまだ蒸気のような)OpenSocialに対抗できるよう、Microsoftがさらなるツールを発表しないかを注意しておこう(そして、MicrosoftがOpenSocialについて特許関連の争いをその過程で起こしても驚かないように)。
米マイクロソフトが広告ビジネスに本気になり始めた。それは今、ビジネスの仕組みが大きく変わろうとしているからだ。テレビや新聞、雑誌で宣伝しても、これまでのようには売れなくなった。従来の広告の効果が無くなってきたのである。
かわって、インターネットで製品やサービスに関する多様な情報を入手できるようになった。製品に関するブログの書き込み、SNSのコミュニティー内でのユーザのダイレクトな意見、様々なレビュー、ネット広告のクリック履歴や購入に至るまでの導線など、消費者が何を考えているのかをつかむことのできるデータがネット上で取得できるようになった。
そのような中、マイクロソフトは広告ビジネスに今後の成長機会を求めるようになった。CEOであるスティーブ・バルマー氏は熱い思いを込めて広告事業に向けた展望を語っている。「必要な人、物、金、技術革新を投資し、どんなことがあっても広告業界のキープレーヤーになってみせる」。
その戦略のうちの一つが、大手SNSであるフェイスブックへの資本参加である。マイクロソフトは、広告業務における協力体制を強化する目的で、出資額2億4000万ドルでフェイスブックの1.6%の株式を取得した。資本参加交渉に
あたってはグーグルと競合したと伝えられているが、かなり高いバリュエーションをつけて競り勝った。それだけ、広告モデルではるか先へ行っているグーグルへの対抗意識が強かったのだろう。
既存のソフトウェアパッケージ事業の伸びが頭打ちになる中、マイクロソフトが広告マーケットにおいてどれだけの存在感を確立できるか。今後の動向に注目したい。
